【なぜ『緊急地震速報』が出されたのか】『緊急地震速報』出るも宮城で強い揺れ観測せず
3日朝、『緊急地震速報』の音に驚いた方も多かったのではないか。
結果、宮城県では強い揺れを観測しなかったが、なぜ緊急地震速報が出されたのかー。
3日午前6時31分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.0の地震が発生し、宮城県でも最大震度4程度が予想されるとして『緊急地震速報』が出された。
しかし、実際に観測したのは岩沼・登米・大河原・蔵王の4か所で、いずれも震度1だった。
この件について、気象庁は3日午前に開かれた会見で、短い時間に同じ場所で地震が発生したことが原因の一つではないかと話した。
気象庁
「極めて短時間に同じ場所で地震が複数発生したらしいということがわかっておりまして、それが何らかの原因でこのような緊急地震速報のマグニチュードが大きめに出してしまったということになっているのではないか」
つまり、コンピューターが複数の地震を計算したことからマグニチュード7.4と実際よりも大きな地震を予測した可能性があるという。
気象庁は、これ以外にも地震規模が大きく予測された原因がないか、さらに詳しく調べるとしている。