パラリンピックの正式種目にもなっている「ブラインドサッカー」のクラブ日本一を決める大会が8日行われ、仙台を拠点とする「コルジャ仙台」が見事頂点に輝きました。

仙台を拠点に2012年から活動する「コルジャ仙台」。

ヘッドギアとアイマスクを装着し、音が鳴る特殊なボールを使用する「ブラインドサッカー」の社会人チームです。

2月8日、ブラインドサッカーのクラブ日本一を決める「アクサブレイブカップブラインドサッカー日本選手権」の決勝戦が行われコルジャ仙台がクラブ創設以来初めて進出しました。

対戦相手は「free bird mejirodai」。
過去2回優勝経験があり、日本代表を4人擁する強豪です。

試合は早速動きます。

第1ピリオド2分、佐藤翔選手がこぼれ球を拾うとドリブルで駆け上がり、そのまま右足を振り抜きゴール！

貴重な先制点を奪います。

勢いに乗ったコルジャ仙台はその1分後、相手ゴール付近のルーズボールをチーム最年少の高校1年生・石川竜誠選手が押しこみ2点目を奪います。

その後もお互いに激しい攻防を繰り広げ、前半を折り返します。

迎えた第2ピリオド、「free bird mejirodai」に1点を返されますが、気迫のこもったプレーを続ける「コルジャ仙台」。

見事1点差を死守し、クラブ史上初の日本一の称号を手にしました。

そして個人では決勝戦で2得点目を奪った高校1年生・石川竜誠選手が大会MVPに輝きました。