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自宅売却を要求され初めて気づく…70代男性が約4400万円騙し取られる特殊詐欺事件発生 宮城

2024年2月28日 21:24
自宅売却を要求され初めて気づく…70代男性が約4400万円騙し取られる特殊詐欺事件発生 宮城

仙台市太白区の70代男性が、金融会社の社員を名乗る男など複数人から現金や電子マネー合わせて約4400万円を騙し取られる特殊詐欺事件が発生した。

警察によると、2023年12月、仙台市太白区の70代の無職の男性に、金融会社の職員を名乗る男やサイバーセキュリティ関連団体の職員を名乗る男などから「有料サイトの登録未納料金があります。」などと電話があった。男性は電子マネーで複数回にわたり、合計80万円ほどを支払った。

また、同じセキュリティ団体の職員を名乗る男から「スマートフォンにウイルスが92件確認されたので50万円の保険金を支払ってください」などと、今度は男が指定する口座に現金を入金するよう要求され、支払いに応じたほか、その後も警察官を名乗る別の男などから「サイバー保険のマネーロンダリングの疑いがある」などと言われるなど、去年12月から今年2月までの間にあわせて12回に渡り現金合計4361万円を騙し取られた。

その後、自宅を売って支払いを迫るような要求を受けたことから、男性が不審に思って警察に相談したことで、初めて詐欺だと気づいた。

警察は不審な電話に注意を呼びかけている。

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