佐世保空襲から79年 犠牲者の冥福祈る追悼式《長崎》
1200人以上が犠牲となった佐世保空襲から29日で79年を迎え、犠牲者の冥福を祈る追悼式が執り行われました。
1945年6月28日深夜から29日未明にかけて続いた「佐世保空襲」。
およそ2時間にわたるアメリカ軍の空襲で1242人が犠牲になりました。
追悼式には遺族ら82人が参列し、犠牲者の冥福を祈りました。
(遺族代表追悼のことば山口 廣光さん)
「佐世保方面の山の上が真っ赤に染まりそのはるか上を飛行機、いわゆるB29が飛んでいた。一瞬の光景だった。戦争は愚かなことだ。絶対に2度としてはいけない。話し合いで解決ができる」
今年3月、遺族会は会員の高齢化などにより解散しています。
参列した遺族らは、追悼式が末永く続き、空襲の記憶を継承することで、平和な社会に貢献してほしいと述べました。