【長崎大水害から42年】“自分の身は自分で守る行動を” 長崎市「緊急メール」避難先など周知《長崎》
近年、激甚化する豪雨災害。
長崎市は、災害の危険度が高まった場合に、避難情報を市民の携帯電話に一斉送信する「緊急速報メール」を2012年に導入。
配信をしているほか、先月には…。
(長崎市防災危機管理室 岩田 和紘さん)
「27日に緊急速報メールを出させて頂いた」
線状降水帯の半日前予測情報が出された際、市では今年初めて “警戒レベル3” にあたる「高齢者等避難」の発令にあわせ、スマートフォンの警報音を鳴らすなどの通知を行いました。
(長崎市防災危機管理室 岩田 和紘さん)
「災害の危険性を知ってもらうのが一番で、それに伴って皆さんに “命を守る行動をとってもらう” のが、我々としての目的」
市が開設する「避難所」の状況は、コロナ禍の3年前から市のホームページのほか 携帯電話やパソコンで見ることが可能に。
どの避難所が開設されているか?。混雑しているか?などを、ほぼリアルタイムで確認することができます。
また 市の公式ラインを活用して、警報などの気象情報の周知や、避難情報の呼びかけも行っていて、23日午後7時からは「避難訓練」を実施。
最寄りの避難所や一緒に行動する人などを確認し、備えにつなげる狙いがあるといいます。
(長崎市防災危機管理室 岩田 和紘さん)
「災害にあったときに避難をするのか?。いつ避難するか?を、あらかじめ決めておくのが大切。確認するためにも「ハザードマップ」に目を通してもらいたい」
299人が犠牲となった「長崎大水害」から42年。
(川平地区自治会 松本 幸一会長)
「(災害は)本当に忘れたころにやってくる。あるということを前提として、自分の身は自分で守るという行動は身に着けてほしい」
命を守るため、日頃の備えが求められます。