「8万5000トンのごみ処分に35億円必要」ごみ減らす意味を考える“環境授業” 大学で実施《長崎》
学生を対象にした廃棄物の問題に関する「環境授業」が長崎国際大学で行われました。
(壹良産業 片岡愛 営業統括)
「私たち “かえるプロジェクト”という名前で活動している。なぜ ごみを減らさないといけないのか」
環境授業は、廃棄物の処理などを行う佐世保市の「壹良産業」が開きました。
長崎国際大学社会福祉学科の学生 約20人に対し、廃棄物や温室効果ガスの排出の現状や削減の必要性など、環境問題について話しました。
壹良産業では、女性メンバーによる「かえるプロジェクト」を立ち上げ、不用品のリサイクルや、環境授業も積極的に進めています。
佐世保市では昨年度、8万5000トンのごみが出されその処分に35億円が必要として、次のように呼びかけました。
(壹良産業 片岡愛 営業統括)
「1年間で一人ひとりが(1キロ)減らしたら、1000万円の税金が、ほかのことに使える。それだけでも廃棄物を減らす意味がある」
「かえるプロジェクト」では包括支援センターと連携して高齢者が住む家のごみを回収するなど福祉に関わる仕事もしているということです。
参加した学生に対し、「福祉と廃棄物処理は異なる業種だが、どこかでつながっているので広い視野で活動してほしい」と話しました。