紫外線対策やジェンダーレスも影響!?「子どもたちの水着」 昔と今とで授業風景に大きな変化《長崎》
学校で行われる水泳の授業での光景が、以前とは様変わりしています。
子どもたちの水着には、日差しから体を守るだけでなく、ジェンダーレスの流れも。
学校や販売の現場を取材しました。
強い日差しの中、プールの授業を楽しむ小学生たち。
(児童)
「気持ちいい」
「冷たい」
「(プール)好き」
多くの子どもたちが着用しているのは、上半身や両腕を覆うことができるラッシュガードです。
(野中 正樹 校長)
「5、6年前から増えてきたと思う。近頃は多くの児童が着けている。昔でいうスクール水着の児童は、少ないような気がする」
先月プール開きした長崎市立桜町小学校。
授業で着用する水着の指定はなく、日焼け防止などを目的に、ラッシュガードを着用する児童も増えてきているということです。
(野中 正樹 校長)
「日差しが強くなったとか、紫外線に弱い児童がいるということで、だんだん着けていいよねという共通理解ができてきた」
水泳用品などを扱う会社フットマークが、児童・生徒とその保護者に行ったアンケートでは、このような結果になりました。
▼子どもがラッシュガードを着用する理由
・「紫外線が気になるから」
・「肌を露出したくないから」
▼どんなスクール水着を着たいか
・「着替えがしやすい」
・「露出が控え目」
・「体型が目立ちにくい」
思春期の子どもたちの心情がうかがえるものとなっています。
(和光スポーツ 平川 友美さん)
「こちらは(上下セパレートの)女子生徒用。男子生徒はほとんどトランクス型が一番多い。体のラインが出にくいというのが大切なところのように思う」
中学生や高校生向けの水着を取り扱う長崎市のスポーツ用品店でも、体のラインが目立ちにくいセパレートタイプの水着を選ぶ子どもが多いそうです。
(和光スポーツ 平川 友美さん)
「水が抜ける穴を作って、溜まりこんでガボガボするのをなくす工夫をしている」
また 性別に関係なく、スラックスやスカートが選べる制服と同じように、男女とも同じデザインの水着を購入する人も増えているということです。