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飼料代高騰など経費増加で生産現場は厳しく… 長崎市長「出島ばらいろ」生産農家を視察《長崎》

2024年12月13日 16:30
飼料代高騰など経費増加で生産現場は厳しく… 長崎市長「出島ばらいろ」生産農家を視察《長崎》

長崎市のブランド和牛「出島ばらいろ」の産地を、鈴木長崎市長が視察しました。

生産者の生の声を聞き、消費拡大などの取り組みに生かします。

「長崎和牛・出島ばらいろ」の畜産農家を訪れた鈴木長崎市長。

「出島ばらいろ」は “バラの色” を連想させる鮮やかな赤色の肉と、旨みの強さ、高い品質が特徴です。

これまで広告宣伝やフェアの開催、グルメガイドの配布などで認知度が向上しているほか、品質の向上などで枝肉価格は県内でもトップクラスに。

一方で生産者を取り巻く環境は厳しさを増しているそうです。

(生産者 岳下 肇さん)
「支払い。とにかく頑張って払えるようにやっていくしかない。(出島ばらいろを)待っている人がいるから。前を向いていくしかない」

近年、設備の維持費用や飼料代が高騰。
長崎西彼農業協同組合によりますと、飼料代は2020年と比較して約1.5倍に。

牛200頭あまりを育てる岳下畜産では、月に150万円、年間を通して2000万円近く費用が増加したと話します。

(鈴木 長崎市長)
「現場にこそ答えあり。現場に来て初めて分かることがたくさんある。高付加価値な畜産に発展していけるよう、最大限のサポートをしていきたい」

(生産者 岳下 肇さん)
「何かまだ(手立ては)あるはず。もっとバラ色になるように、とにかくいいものを世に送り出す。それだけ」


市では今後も生産者らと協力し「取り扱い店舗の定着化」と「情報発信の強化」に努める方針です。

最終更新日:2024年12月13日 16:30
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