ちゃんぽんの全国チェーン「リンガーハット」の礎を築いた長崎市の1号店が13日、オープンから50周年を迎えました。

米濵 和英 名誉会長は「長崎の郷土料理が世界の日常食になるように取り組みたい」と今後の意気込みを語りました。

赤いとんがり屋根に鐘。

“教会”をイメージしています。

長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」の1号店＝長崎宿町店。

13日、オープンから50周年を迎えました。

（リンガーハット米濵 和英 名誉会長）
「50年の間に道路事情も変わったり環境が変わっているからそれに適応し、生き残って現在まで来ているということは周りのお客さんに支えられてありがたいと思っている」

11種類の具材がたっぷり入った定番のちゃんぽんや皿うどんのほか“季節限定”のメニューで今も変わらず、県民に親しまれています。

長崎宿町店は、1974年8月13日にオープンしました。

当時、マイカーブームが到来し、交通量が多い場所に需要があると考え、郊外型として出店したそうです。

（リンガーハット米濵 和英 名誉会長）
「長崎宿町店はオープン（キッチン）で新鮮さがあったのでは。連日ずっと満員だった」

“安定したおいしさのちゃんぽんを届けたい。”

“生産効率”と“品質”の向上のため2001年からは設定した時間サイクルで鍋を動かす調理法＝ニュー・オペレーション・システムを導入しました。

海外にも進出し、現在、567店舗を展開しています。

長崎宿町店は、開店50周年を記念してテーブルや天井を明るい色合いに変えリニューアル。

さらに…

（藤田智子アナウンサーリポート）
「ウェイティングスペースには50年の歩みを振り返るパネルや50周年を記念した顔出しパネルもある。思い出作りにもなる」

半世紀にわたって愛され続けた“長崎の味”をこれからもたくさんの人に届けます。

（リンガーハット米濵 和英 名誉会長）
「長崎の郷土料理から日本の日常食になってきたのでは。世界の日常食になるように今後の50年、100年をみんなが思ってそれに向かって頑張ろうと」