公共事業を巡る収賄事件 南島原市職員初公判で起訴内容認め、懲役1年2か月を求刑《長崎》
南島原市が発注した公共事業を巡る収賄事件で、南島原市職員の初公判が長崎地裁で開かれました。
職員は起訴内容を認め、検察側は懲役1年2か月を求刑しました。
収賄の罪に問われているのは、南島原市の職員林田 昭義被告です。
林田被告は、市の防災行政無線の維持管理に関する業務委託を巡り、熊本市の業者が受注できるよう便宜を図った謝礼として、2021年10月下旬から12月下旬まで、6回にわたり業者側から、あわせて26万円相当の飲食接待を受けた罪に問われています。
31日の初公判で林田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は論告で「権限を悪用し、特定の業者と癒着関係を深め、断続的に接待を受けていたことは悪質」として林田被告に懲役1年2か月を求刑しました。
判決は来月15日に言い渡されます。