「がっかりです」 Aコープ閉店を受けてオープンした「関金ストア」が閉店へ 開店わずか一年で客足が半分近くに… 鳥取県倉吉市
鳥取県倉吉市関金町に唯一あるスーパーの「関金ストア」。客足が伸びず、3月末で閉店することになり、来店客からは惜しむ声が聞かれました。
去年3月、倉吉市関金町にオープンした「関金ストア」。JA系スーパーの閉店を受け、地元の住民団体「関金地区振興協議会」が、岡山県でスーパーを運営する「みかもストア」に、経営を委託してオープンしました。開店当初は、ひと月で4000人以上が利用し、好調な出足となりました。
しかし、その後は客足が減少。12月は約2500人と半分近くになってしまいました。閉店の知らせを受けて、買い物客はー。
買い物客
「がっかりです。ほんと。もう買い物する所がないでしょう。車に乗らん人なんかほんと、困ると思うですが。Aコープがなくなって、ここがやっとできてね。ほんとによかったのに」
「寂しいですね。ここに来る時に(商品)があればね、ここから買ってでもね、友達のところにも行けるんですけどね。やっぱないとなったら寂しいですね」
関金地区振興協議会によると、客足の減少や従業員の確保に苦戦したということです。スーパーを運営する「みかもストア」の田葉井浩人社長は「力になれず申し訳ない」とコメントしています。
関金地区振興協議会 牧田皓司 会長
「地域のみなさんの要望に応えるべく、再開をしたい。ここをなくしてしまうわけにもいきませんので、ここに入ってやってくださる方を探していくというのが、これからのわれわれの仕事ですね」
今後は、既存のスーパーや個人商店などに声をかけ、事業再開を目指していくといいます。