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「素ラーメン」がインドネシアと鳥取の懸け橋に?! 孤独のグルメで一躍有名になった鳥取市民のソウルフードが海外進出 鳥取県鳥取市

2024年4月12日 19:42
「素ラーメン」がインドネシアと鳥取の懸け橋に?! 孤独のグルメで一躍有名になった鳥取市民のソウルフードが海外進出 鳥取県鳥取市

鳥取市民のソウルフードとして長年親しまれている「素ラーメン」。4月末から海外に新店舗がオープンすることが決まりました。

カツオと昆布などでとった透明な和風だしのスープ。天かすやもやしがトッピングされた、シンプルなラーメンです。こちらのラーメンを作っているのが、1912年創業、100年以上の歴史を持つ鳥取県鳥取市の老舗・武蔵屋食堂です。看板メニューの「素ラーメン」とは、うどんのだしに中華麺を入れたもの。この日素ラーメンを初めて食べたという人はー。

兵庫県からの客
「ここならではのラーメンないかなって探したときに、素ラーメンが出てきたので、あっさりしててめっちゃおいしかったです。毎日食べられそうな感じ」

人気漫画『孤独のグルメ』に登場し、一躍有名になった素ラーメン。長年鳥取市のソウルフードとして親しまれてきたこの味が、このたび、海外に進出するといいます。

武蔵屋食堂 四代目 吉村泰行さん
「だし文化っていうのがインドネシアのほうでも結構浸透しているものでして、素ラーメンってインドネシアでもいけるんじゃないかということで、ぜひコラボしたいということで」

インドネシアで飲食店を経営しているロニー・パーツさん。日本人の友人から鳥取の素ラーメンをおみやげにもらい、その味にほれ込んだといいます。さっそく、インドネシアで開業したいと武蔵屋食堂に連絡しました。

ロニー・パーツさん
「インドネシア人に対しても、うどんのスープは受け入れられているという認識から、ラーメンがはやりであるのなら(素ラーメンが)受けると思いました。僕らを通して、『鳥取に行ってみたいね』っていうきっかけになれば」

武蔵屋食堂の「安くて誰でも食べられるラーメンを」という精神も受け継ぎ、安く手に入る現地の食材で素ラーメンを再現。現地では6種類のラーメンを190円ほどの価格で提供します。遠く離れた鳥取とインドネシア。素ラーメンをきっかけに鳥取を訪れる人を増やしたいといいます。

武蔵屋食堂 四代目 吉村泰行さん
「インドネシアで鳥取ラーメンを食べられた方が鳥取の武蔵屋食堂に来て本店の味はこういう感じなんだっていうのが最終目標ですね」

鳥取市のソウルフード、素ラーメンがインドネシアと鳥取の懸け橋になることを目指して。お店はインドネシア・ジャカルタ近くの町タンゲランに4月末オープンする予定だということです。

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