「2、3月の曇天に負けず本来のおいしいトマトに」 程よい酸味と糖度のバランスが整ったブランドトマト「大原トマト」出荷式 鳥取県倉吉市
真っ赤に色付き、つやのあるみずみずしいトマト。長い時間をかけて熟成されているため糖度が高く、程よい酸味が特徴の鳥取県倉吉市の特産「大原トマト」です。
4月11日に行われた出荷式には、JA鳥取中央の関係者や生産者などが参加。収穫されたトマトが大きさ別に選別され、手作業で次々と箱詰めされていました。
大原トマト生産組合 牧野文徳 組合長
「糖度と酸味のバランスがすごく整ったトマトに仕上がっております。おいしいトマトをこれから供給していきたいと思います」
今年度は山陰や山陽地方を中心に90トンの出荷を見込んでいるということです。11日も大原トマトのハウスでは出荷のピークに向けて作業が進められていました。今年は2月から3月にかけて天候の悪い日が続いたため、トマトに日光が当たりにくく栽培に苦労したといいます。
生産者 柴田行紘さん
「2月3月と曇天が続いたので、とても作りにくい年ではあったんですけど、本来のおいしい味だったので安心して届けられると思います」
では、おいしいトマトの見分け方はー。
生産者 柴田行紘さん
「(トマトの)おしりのところにスターのマークがあるとおいしいトマトといわれてますので、ぜひそれを見つけて食べていただけたらと思います」
半世紀以上倉吉市のブランドトマトとして生産されてきた大原トマト。出荷は5月下旬をピークに6月末まで行われるということです。