島根県内で野生イノシシの豚熱感染を確認 鳥取県が対策連絡会議を開き対策を強化 鳥取県
豚やイノシシが感染する豚熱。島根県内で野生のイノシシへの感染が確認され、鳥取県の一部が豚熱感染に警戒する区域となったため、4月17日、鳥取県が対策連絡会議を開きました。
17日に行われた対策会議には、鳥取県の平井知事や農林水産部の担当職員などが出席しました。4月11日、島根県安来市伯太町で豚熱感染の有無を確認するため、捕獲したイノシシの血液を検査したところ豚熱の感染が分かりました。野生のイノシシへの感染は2022年以降、島根県内で118件確認されています。
鳥取県は県西部が豚熱感染に警戒する区域に入ったため、17日に会議を開き、県内ではすべての養豚場で異状はないことなどを確認しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「(豚熱が)いつ入ってくるか分からないので、全県における豚の飼養農家に対しまして、ぜひとも注意していただきたい」
県はワクチンの散布範囲を広げるなど、対策を強化していくということです。また、野生のイノシシの死骸を見つけたら各自治体に連絡するよう呼び掛けています。