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くぎに糸をかけて生まれる「糸かけアート」 鳥取県唯一の糸かけ師・野田千恵子さんが手がけた作品74点が展示 鳥取県鳥取市

2025年3月20日 20:03
くぎに糸をかけて生まれる「糸かけアート」 鳥取県唯一の糸かけ師・野田千恵子さんが手がけた作品74点が展示 鳥取県鳥取市

くぎに糸をかけて生まれる、「糸かけアート」。交錯した糸の模様を楽しむ作品が、鳥取県鳥取市の美術館で展示されています。

打ち込まれたくぎに結ばれた、色とりどりの「糸」。「糸かけ」と呼ばれる技術で幾何学模様が生み出されていきます。

鳥取県鳥取市にある美術館で開かれているこの企画展。鳥取県唯一の糸かけ師野田千恵子さんが手がけた作品74点が展示されています。ポイントは、糸が重なることで生まれる立体感。

野田千恵子さん
「色の重なりで色の見え方が違ってくる。日本って四季折々に色んな色がある。色をもっと楽しんでほしいと」

糸を幾層にも重ね、奥行きのある色合いを表現したといいます。しゃんしゃん傘の糸かけアートは、傘の質感と、カラフルな絵柄が美しく表現されています。また、草原の花々を模した作品では足元に広がる、無数の花が緻密に形作られています。直線が重なって曲線となることで、質感が生まれ、平面でありながらもあふれだす臨場感。野田さんは表現は無限大だと魅力を語ります。

野田千恵さん
「直線から曲線が生まれるというのが一番魅力的。実際に見て、奥行きだとか浮き出る様子を見てもらえたらうれしいなと思います」

この企画展は、3月24日まで鳥取市の渡辺美術館で開催されています。

最終更新日:2025年3月20日 20:03
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