秋の味覚・ブランドサツマイモ「西浜いも」が初出荷 猛暑影響も例年通りの仕上がりに生産者も安心 島根県出雲市
長く続いた猛暑もひと段落し、秋の気配が少しずつ近づいています。こうした中、10月3日は山陰の秋の味覚が初出荷を迎えました。
島根県出雲市湖陵町特産のブランドサツマイモ「西浜いも」。この西浜いもが3日に初出荷を迎え、出雲市で出発式が行われました。会場には生産者など約30人が集まり出荷を祝いました。
日本海の潮風を受けた砂地で作られる「西浜いも」。「紅あずま」と「紅はるか」の2種類があり、現在、出荷時期を迎えているのが紅あずまです。
今年は、猛暑が長引いた影響でやや小ぶりの出来ですが、甘味は強く例年通りおいしく仕上がり、生産者も胸をなで下ろしています。
湖陵町かんしょ生産組合 小原 英二 組合長
「あの炎天下で砂丘地帯ですから、すぐ乾燥するし、スプリンクラーもつけっぱなし。ほっとしているのが正直なところ」
3日は、出席者にスティック状にした紅はるかが振る舞われました。
出席者
「すごくおいしいです。甘味はすごい増していると思います」
「濃い味。本当に“いも好き”な人が食べたら美味しい芋じゃないのかな今年、来年と買い続けて欲しいです」
心配されていた収穫量も若い生産者が増えたことで去年より5トン多い40トンが出荷される見込みです。西浜いもは、来年2月ごろまで島根県内はもちろん広島や岡山を中心に県外へと届けられます。