総務省を名乗る男から電話 LINEで警察手帳の画像が送られ信用 紙幣に書いてある番号を確認する必要があると振込先を指示され… 現金2700万円をだまし取られる 鳥取県米子市
鳥取県米子市に住む60代の女性が現金2700万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。
鳥取県警によりますと、1月、鳥取県米子市の60代の女性のもとに総務省を名乗る男などから「あなた名義の携帯電話から迷惑メールが発信されている」「詐欺グループの幹部を捕まえ、あなたの口座に多額の被害金が振り込まれている」などと連絡がありました。
その後、女性は警察を名乗る男から、捜査のためにと、LINEアカウントを登録するよう誘導されました。LINEでのやり取りの中で警察手帳の画像が送られ、警察官だと信じた女性。男からは逮捕状などの画像とともに「広域詐欺の逮捕状が出ている」というメッセージも届きました。
その後は検察庁を名乗る、別の男から「あなたの口座に入っている紙幣に書かれた番号と被害金の番号が一致するか調査する。金融庁の関係者の口座にお金を振り込んでください」などと犯罪被害金かどうか調査する名目で現金を繰り返し要求されました。女性は1月16日から24日の間に合計6回、合わせて2700万円を振り込み、だまし取られたということです。
警察は、電話でお金の話が出たら相手が誰でも詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。