「力を合わせて輸出していきたい」 5年ぶりに対面で海外のバイヤーと食品輸出商談会 山陰から25社が参加 鳥取県米子市
コロナ禍明けで5年ぶりの対面式の開催となりました。鳥取県米子市で3月4日、海外5か国のバイヤーを招き、山陰の食品輸出商談会が開かれました。
鳥取県ならではの代表的な海産物カニや、島根県の伝統的な郷土料理・出雲そば。ジェトロ鳥取・島根が開催したこの食品輸出商談会では、会場に商談用のブースが設けられ、中国、フランス、タイなど5か国の海外バイヤーが参加。これに対して山陰からの25社を含む32社が、地元自慢の特産品や農林水産品、加工食品などを持ち込み、活気ある商談が繰り広げられました。
海外からのバイヤーは商品の魅力について質問したり、試飲や試食をしたりしながら食品の品定めを行っていました。
ベルギーのバイヤー
「お茶は興味がありますので、(商品に)ストーリーがあるものに対して、私は興味持っているので質が高いものとか有機のものとか(輸入の)可能性は高い」
フランスのバイヤーは
「日本酒であるとか、日本の本物と思わせる製品であれば、フランスの消費者は喜んで買うと思います」
地元米子市の製菓会社
「(タイの業者と)契約成立です。山陰のおいしいものを海外にみんなで力を合わせて輸出していきたいです」
この食品輸出商談会、コロナ禍の影響でここ数年はリモート中心で行われていましたが、対面では5年ぶりの開催となりました。
ジェトロ鳥取貿易情報センター 川上康祐 所長
「久しぶりのリアルでの海外との商談ということで、関心はすごく高く、どんどん商談会を開いて輸出のお手伝いしていければと思います」
特に鳥取県全体の輸出品目の半数は、農林水産品を中心にした食品となっているということですが、この商談会が輸出促進にも役立っていて3月4日は、約40件の商談が行われました。