開催まで1か月を切ったシニア世代の祭典ねんりんピック。9月20日、鳥取市で出場選手に向けて詐欺被害の防止が呼びかけられました。

10月19日からスタートする「ねんりんピック」でボウリング競技に出場する選手たちはー。

フルマークの会　中川行雄さん（74）
「気楽に楽にして楽しく投げたいなと思います」

60歳から最高齢は93歳の選手が在籍する鳥取市の「フルマークの会」。

ねんりんピック開催まで1か月を切る中、20日に行われたのは警察官による詐欺防止の呼びかけです。

鳥取警察署生活安全課　吉田千佳 警部補
「（特殊詐欺は）お金だけではなくて悔しさとか後悔とかボウリングをしながら楽しく過ごしていこうと思っていた平穏な時間も奪われてしまいます」

高齢者の被害が後を絶たない特殊詐欺。その手口は年々巧妙化していて、鳥取県内では8月末時点で46件、被害額は5213万円にのぼります。過去最悪の被害となった去年を上回る勢いで増加しているのが現状です。

フルマークの会　中川行雄さん（74）
「被害には遭ってないんですけど大金が当たりましたというメールが来ました。今まで通り十分注意していきたいなと思っています」

鳥取警察署生活安全課　吉田千佳 警部補
「特殊詐欺にだまされないためには、電話やメールでお金の話や個人情報の話が出たら、相手がだれであっても詐欺ではないかと疑っていただくことが大切です」

警察では不安に感じたら迷わず警察の専用ダイヤル「＃9110」まで相談してほしいとしています。