ことしの猛暑が紅葉にも影響か 強い日差しにより葉が焼けて落ちてしまう部分も… 鳥取県八頭町
10月も中旬を迎えましたが、気温は25℃を超え蒸し暑い日が続いています。そうした中、まもなく訪れるのが紅葉のシーズン。しかし、今年は猛暑の影響がここにもありそうです。
涼しい秋が訪れたかと思いきや、16日の山陰地方の最高気温は、鳥取で27.3℃、松江で25.8℃などと多くの地点で9月中旬から下旬並みの気温となりました。そんな異常な暑さは、これから楽しみになる紅葉にも影響を与えていました。
八東ふる里の森管理者 日下部 誠さん
「異常気象的なものが影響しているのかなと。特に赤くなっているかなと感じるところは、やっぱり日差しもよく当たるところだったりするので葉が焼けているのかなと」
鳥取県八頭町にある八東ふる里の森に茂るブナの群生林。通常の紅葉は、次第に黄色に色づくはずですが、16日にみられたものは赤みがかり、中には枯れて落ちてしまった葉も。夏の猛暑が長く、強い日差しが降り注いだことが原因ではと推測されています。
一度葉が焼けると元には戻らないため、これからの紅葉シーズンに不安はありますがー。
八東ふる里の森管理者 日下部 誠さん
「園内もできるだけ手を加えない自然のままにしているんですね、意図的に。人間だけじゃなくて動物植物のものが共存できるような形でいれたらいいかなという風に考えています」
管理者によると、葉の日焼けは一部とみていて今後は順調に紅葉する見込みで、11月上旬には見頃を迎えるということです。