「詐欺電話が鳥取県内に多くかかっている状況」 過去最多の被害件数となっている特殊詐欺 年金支給日に合わせて警察が広報活動 鳥取県
鳥取県内で過去最多の被害件数を記録している特殊詐欺。被害拡大を防ごうと、鳥取市のショッピングモールで、注意を呼び掛ける啓発活動が行われました。
警察官
「詐欺を知っていただいて、くれぐれも引っかからんようにお願いいたします」
鳥取市のショッピングモールで6月14日に行われていたのは、高齢者の年金の支給日に合わせた広報活動。鳥取県警と金融機関などが参加する「鳥取県金融機関防犯協議会」が、チラシやお守りなどを配ったほか、因幡の白うさぎにちなみ「知ろう、詐欺(白うさぎ)」を掛け声に特殊詐欺への注意を呼び掛けました。
鳥取県では5月末までの特殊詐欺被害が30件に達し、過去最悪のペースで推移。(被害額は2642万円)こうした中、警察は警戒を強めています。
鳥取県警生活安全部 宮辻美和 警部
「定額減税の給付がありますよ、などという詐欺電話が県内に多くかかっている状況です。今日中に手続きできるとか、手続きしないと裁判になるとか キーワードが出てきたら詐欺だと思ってください」
定額減税など、社会の流れに合わせ次々と生まれる特殊詐欺の手口。新紙幣の導入を7月に控える中、警察は分からないことや不安なことがあれば、すぐに相談してほしいと話しています。