「声をかけられていなかったら自殺していた」 鳥取大学の学生の声かけが一人の若い男性の命を救う 鳥取県鳥取市
勇気と思いやりの気持ちが命を救いました。鳥取大学の学生が街で見かけた人の自殺を未然に防いだとして、4月26日警察から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、鳥取大学3年生の長畑倖星さんです。長畑さんは、3月28日午後9時ごろ、鳥取市内で橋の欄干にロープを巻き付けている若い男性に声をかけ、自殺しようとしていた男性の命を救いました。
鳥取大学3年生 長畑倖星さん
「本当によかったなと思っています。生きていたら何かあるし、逃げてもいいと思うし、その現状から生きてほしい」
警察の聞き取りに対しこの男性は「声をかけられていなかったら自殺していた」と話していて、男性の家族は長畑さんに感謝しているということです。
厚生労働省や自殺の防止活動に取り組む専門家などは、悩みを抱えていたら自分だけで解決しようとするのではなく、専門の相談員に話を聞いてもらうなどして欲しいと呼び掛けています。
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