島根県政“初” 女性副知事誕生へ 島根県議会で人事案に全会一致で同意 島根県松江市
島根県政初の女性の副知事が誕生します。島根県議会の2月定例会は3月14日に最終日を迎え、島根県政初の女性副知事を起用することが同意されました。
3月14日の島根県議会最終日では、島根県の丸山知事が、今年度で任期が終了する松尾紳次副知事の後任として、石原恵利子政策企画局長を選任する人事案を追加提案し、全会一致で同意されました。
石原恵利子 政策企画局長
「改めて重責に身の引き締まる思いでございます。人口減少に打ち勝ち笑顔で暮らせる島根を目指し、精一杯職責を務めてまいりますので、今後とも議員の皆さまのご指導ご鞭撻(べんたつ)をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます」
石原政策企画局長は、松江市出身の59歳。1983年に島根県庁入りし、行政改革推進室長、地域政策課長、教育委員会教育次長、副教育長など歴任した後、去年4月に政策企画局長に就任。4月から、島根県政史上初の女性副知事に起用されます。
そのほか、物価高騰対策や人口減少対策を柱とした島根創生計画の推進など総額約4617億円の来年度一般会計当初予算案などの知事提出85議案と議員提出4議案のあわせて89議案が可決、同意されました。
閉会にあたって島根県の丸山知事は「来年度は物価高騰対策や島根創生計画の推進に全力をあげて取り組むほか、能登半島地震での教訓を踏まえ、島根半島の対応への準備を迅速に行う」と述べ、議会を締めくくりました。