丸山知事「国際大会を開催できる水準の競技施設を求められるとなると、もう島根県は開催できません。絶対できません」 国民スポーツ大会に意見 競技場や宿泊地など自治体に大きな負担 島根県
島根県の丸山知事は1月10日の定例会見で、1年を通しての開催が検討されている国民スポーツ大会について地方では開催できないとの考えを示しました。
島根県 丸山達也 知事
「国際大会を開催できる水準の競技施設を求められるとなると、もう島根県は開催できません。絶対できません」
丸山知事は改革案を議論している国民スポーツ大会、かつての国体について、「大都市圏でないと開催できない」との考えを示しました。
国民スポーツ大会は、各都道府県持ち回りで毎年秋に開催されていますが、競技場の整備や維持、宿泊地の確保など実施自治体の負担が大きいなどとして、改革を求める声が上がっています。
改革案ではトップアスリートが参加しやすいように、1年を通しての開催が検討されていますが、丸山知事は「国際大会ができる競技場整備は地方では難しい」と話しました。
島根県 丸山達也 知事
「もう都道府県の持ち回り開催なんてやり方はやらないって言ってるのと同じですよ。そんなこと求められたら島根県で開催できるのは開会式と閉会式くらいしかない」
国民スポーツ大会については鳥取県の平井知事など、ほかの知事も在り方に疑問を呈していて、全国知事会として各都道府県の実情に合わせて開催できるよう見直しを求めています。
島根県は、2030年に国民スポーツ大会を開催する予定となっています。