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クリスマス前の寒波が洋菓子店など直撃! イチゴの仕入れ値が去年の倍に… 「色づき進んでないみたいで出荷量が少なくて」 島根県松江市

2023年12月21日 18:13
クリスマス前の寒波が洋菓子店など直撃! イチゴの仕入れ値が去年の倍に… 「色づき進んでないみたいで出荷量が少なくて」 島根県松江市

クリスマス本番を前に洋菓子店では、クリスマスケーキの製造が急ピッチで進んでいます。物価高騰の中、材料費が今年も値上がりしたケーキ。中でもイチゴは、寒波の影響を受けています。

島根県松江市の洋菓子店「松江クロード」。12月22日から始まるクリスマス期間を前にショーケースには、クリスマス仕様の生ケーキが勢ぞろい。21日は、週末の混雑を避け、早めにケーキを買い、クリスマスを祝う人の姿もみられました。

購入者
「クリスマス当日は仕事なので、ちょっと早めに家族とケーキを食べたいなと思って」

こちらの店舗では、クリスマス期間のケーキの予約は、例年並みの1200個。クリスマスイブの24日の予約が最も多いということです。また、コロナによる規制がなくなり友人とパーティーなどを行う人も増えたため、大きめのホールケーキの予約が2割増えたといいます。

一方で、今年も頭を悩ませたのが材料の値上げです。

松江クロード 佐川達也 製造部長
「今年の春先の卵、小麦粉とかいろいろな面で1年振り返ると上がるものはいっぱいあったんですけど、下がるものはほとんどなくて」

原油価格の上昇などによって卵、小麦粉といった原材料の値上げを受け、クリスマスケーキの価格は1割値上げ。さらに…。

高井和代記者
「ずらっと並んだクリスマスケーキ。このメインのイチゴの品がそろうのか心配されています」

もっとも高騰したのがケーキに欠かせないイチゴ。クリスマスのメインとなる23日からの3日間で1万個のイチゴを使用する予定ですが、仕入れ値は去年の倍に膨れ上がりました。

松江クロード 佐川達也 製造部長
「急に寒くなったことでイチゴの色づきが進んでいないみたいで、出荷量が少なくて」

暖かな気温で熟すイチゴですが急な寒波によって、イチゴの色づきに遅れが出ているといいます。そのため、複数の農家からイチゴを仕入れクリスマスに備えることにしています。

年の瀬の締めくくりでもあるクリスマス。値上げや寒波に負けじとパティシエたちは、21日から本格的に始まるケーキ作りに力を注ぎます。

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