緊急仮設道路を運用へ 県道が崩落している日御碕地区 消防関係車両やLPガス・灯油関係車両などが通行可能 島根県出雲市
島根県出雲市は7月26日、大雨で崩落した県道・大社日御碕線について、緊急仮設通路の整備のめどが立ち、7月29日(月) から指定車両の通行を始めると発表しました。
出雲市の県道は、7月9日の大雨で一部が崩落し、日御碕地区の住民が孤立状態となっています。このため、必要な物資の搬入などが困難となり、住民の生活に大きな影響が出ています。
こうした中、出雲市では崩落した道路の横の民間の敷地に仮設道路を整備。28日に工事が完了する見込みとなり、29日から消防関係車両やLPガス・灯油関係車両、さらに公用車など、指定車両に限り通行を始めることになりました。通行可能時間は、午前9時から午後4時までで、消防などの緊急車両は夜間も通行できるということです。
通行ルートには、こう配が急な部分や幅の狭い場所があるため、いまのところ、一般車両の通行は認めないということです。
出雲市は、大型車両などの通行が可能な別ルートの設置を進めるほか、一般車両が通行できるう回路の準備も行っていてます。
20日ぶりとなる道路の一部開通で、日御碕地区の住民の生活再建は、また一歩前進することとなりそうです。