JR西日本が去年4月に運行をスタートした特急やくもの「新型車両」。スタートから1年を迎えるのを前に、新たな形で道路を走る「新型やくも」が登場しました。

約40年にわたって、活躍してきた旧型車両に代わり、去年4月、華々しくデビューした特急やくも新型車両「273系」。去年4月から今年1月までの特急やくも号全体の利用者数は、前年より10パーセント増と、早速、新型車両の効果がでています。

高井和代 記者
「新型車両を応援しようと誕生したのがこちらの大型バス、見た目もデザインもそっくりです」

新型やくもの運行1周年を記念して、さらに機運を盛り上げようとJR西日本がつくったのがラッピングバス。色やデザインを忠実に再現し、その姿はまるで、道路を走る新型やくも。中国地方4県をエリアに貸し切りバスとして走り、学校行事など団体旅行の移動に使われる予定です。

JR西日本 山陰営業部　足立智さん
「やくもと一緒に地元から愛されるような存在になればいいなと思っております」

こだわったのは外のデザインだけではありません。54人乗りの座席には、緑と青のカバーが。新型やくもの車両も緑と青の座席が使用されていて、バスでは、座席につけるカバーとして再現されたのです。さらに、こんなこだわりもー。

JRバス中国 島根支店長　福永裕也
「ナンバープレートを見ていただきたいのですが、273と書いてあります。列車の形式とあわせてこちらもこだわって（ナンバーを）変更しました」

新型やくもの「273系」にあやかってバスのナンバーも273、新型やくものファンを増やす狙いがあります。ラッピング車両は2月21日から利用開始となります。