「景観が損なわれる」 松江城より高い高層マンションが建設される問題 市議会で景観条例の改正が可決 いまだ事業者とは交渉が難航中 島根県松江市
松江城より高い高層マンションが建設される問題について、10月1日に行われた松江市議会の最終日で、基準を超える建物の建設には、市との事前協議を義務付けた景観条例の改正を議決しました。
1日に行われた松江市議会の最終日。この中で景観条例の改正を全会一致で可決しました。改正される条例では、松江城周辺や宍道湖沿岸など指定されたエリアでは
・高さ13m以上
・または4階建てを超える
などの規模の建物を建設する場合、150日前までに松江市と事前協議することを義務づけています。
事前協議の結果は市のホームページで公表するほか、景観計画に適合しない場合は事業者に勧告することができます。島根県松江市では、松江城の高さを超える高層マンションの建設が進んでいて、「景観が損なわれる」と一部の住民団体が反対しています。
これを受けて松江市は事業者にマンションの高さを下げるよう要請していますが、交渉は難航しています。改正された松江市景観条例は、来年1月から施行されます。