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今年12月に再稼働予定の島根原発2号機 市民団体が再稼働の中止や避難計画の見直しを求める要請書を提出 島根県

2024年9月17日 18:52
今年12月に再稼働予定の島根原発2号機 市民団体が再稼働の中止や避難計画の見直しを求める要請書を提出 島根県

今年12月に再稼働を予定している島根原発2号機に対し、市民団体が再稼動の中止や避難計画の見直しを求める要請書を、島根県に提出しました。

9月17日に島根県庁を訪れたのは、市民団体や個人で構成する「原発ゼロをめざす島根の会」の共同代表5人です。県に対し島根原発2号機の再稼働などに関する要請書を手渡しました。

要請書では今年1月の能登半島地震後に北陸電力志賀原発にトラブルが発生していることなどから不安と懸念が募っていることや、島根原発では今年4月以降、仮設ブレーカーの火災や動力ケーブルの切断、作業用マットの火災など、トラブルが相次いでいることなどから、島根原発2号機の再稼働への同意の撤回や改めて避難計画を見直し避難に支援が必要な人から意見を聞く場を設けることなどを求めています。

これを受け島根県の防災部は「中国電力が安全に原発を運転できるように動向を厳正にチェックし、地震災害への対応能力を強化していく考え」や「緊急時対応は、原子力災害対策指針に照らし、対応が可能で、訓練や説明会での意見を踏まえ対策の充実に取り組んでいく」などと回答しました。

原発ゼロを目指す島根の会 岡崎由美子 共同代表
「福島、能登という大きな私たちにとっては新しい教訓知見があったわけですから、そこから学んで島根県で動かすのをいったんストップして、一緒に考えていきましょうということにしたいなと思っています」

島根原発2号機の安全対策工事は大詰めを迎えていて中国電力は今年12月の再稼働を目指し準備を進めています。

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