キャッシュレス決済「J‐CoinPay」を利用した生活支援 子育て支援やフレイル予防に取り組む高齢者を対象にポイントの付与などを実施 鳥取県米子市
キャッシュレス決済を市民の生活支援に幅広く役立てます。鳥取県米子市は、キャッシュレス決済を利用した子育て支援などを始めることになりました。
米子市 伊木隆司 市長
「(子育て)給付金を上乗せすることで、少し支援になると考えました。地元のお店で使えるJコインを使って給付することで、より一層地域に与える経済振興とともに給付金が発行できないかなと」
米子市は、市内の店舗で買い物をするとポイントが還元されるキャッシュレス決済サービス「J‐CoinPay」のキャンペーンを展開しています。これに合わせ、国が妊娠時と出産時にそれぞれで5万円ずつ支給している「子育て応援給付金」について、現金ではなく「JーCoinPay」を希望した場合、ポイントをそれぞれ5000円分上乗せするなど米子市独自の子育て支援を今年度から始めました。ポイント還元のキャンペーン終了後もこの支援は継続するということです。
また子育て世代だけでなく高齢者にも「J‐CoinPay」を活用した支援を行います。健康寿命をのばすためのフレイル予防に取り組む高齢者を対象に、専用のアプリを通じ「J‐CoinPay」のポイントを今年9月から3000ポイントを上限に付与するということです。このほか、フレイル予防では、タンパク質の摂取や栄養バランスに配慮したフレイル予防弁当「フレ飯弁当」を4月22日から米子駅の店舗などで販売します。
米子市 伊木隆司 市長
「サバの味がうまくドライカレーに混じって、とてもいい感じです」
「J‐CoinPay」を利用可能な店舗は、米子市内に約1000店あるということで、米子市は子育て支援やフレイル予防とともに地域経済の活性化にもつなげたいとしています。