百貨店空白地帯に進出です。百貨店の商品を購入することができるショップが4月17日、島根県松江市にオープンしました。

JR松江駅南側に17日オープンしたのは「天満屋 松江ショップ」。店内に並ぶのは、天満屋の商品ではなく、カタログ。来店客はまずスタッフと相談しながら1000点以上ある商品から好きなものを選びます。

スタッフ
「三瓶のお水とかもございます」

お歳暮やお中元などシーンに合わせた商品をカウンターで注文することができ、後日、配送してもらったり、店舗で商品を受け取ったりできる注文販売の店舗となっています。

米子しんまち天満屋　深田知仁 外商部部長
「お買い物をする場所（一畑百貨店）がなくなったので、ご不便を感じておられると思います。そこのお手伝いができればということで松江に拠点を構えました」

今年1月、県内唯一の百貨店を失った島根県。以降、隣の鳥取県米子市に店を構える天満屋には、松江市でも百貨店サービスを提供してほしいと問い合わせが来るようになったといいます。

米子しんまち天満屋　深田知仁 外商部部長
「物を置いて販売という場所ではないんですけど、気軽にちょうど駅の近くでもありますから、いままでの一畑さんに行かれる感覚でこちらのショップのほうにお寄りいただけたらありがたいです」

実際の商品を見て選ぶことはかないませんが、松江市にオープンした新たな百貨店サービス。天満屋松江ショップは今後、一畑百貨店で人気のあった商品や島根県産の商品などのラインナップを増やし、客のニーズに応えられるよう準備したいとしています。