「開店はうれしいです」 JA系スーパー跡地に新たなスーパーがオープン 開店前から行列を作るなど地元客は歓迎 鳥取県米子市淀江町
今年1月閉店となったJA系スーパーの跡地に新店舗です。鳥取県米子市淀江町にあったAコープよどえ店の跡地に4月4日、新たな店舗がオープンしました。
4日、米子市淀江町にオープンしたのは、業務スーパーよどえ店です。この店舗は今年1月、34年間の歴史に幕を下ろし閉店したAコープよどえ店の建物を引き継ぎ、改装を行い、4日のオープンを迎えました。
業務スーパーよどえ店は、4日午前9時オープン。開店前から行列もでき、開店後は、地元の買い物客が次々に来店。「業務スーパー」は、兵庫県に本社がある大手スーパーマーケットのフランチャイズ店で、このよどえ店は、加盟している米子市内の運営会社が引き継ぎました。
業務用サイズの商品だけでなく、通常サイズの商品もあり一般の人でも買い物が可能で、世界の輸入食材やお菓子、冷凍食品のほかに、境港で水揚げされたベニズワイガニなどの新鮮な魚介類や地元産の農産物など豊富な品揃えとなっています。また、物価高が続く中、コストパフォーマンスが高いスーパーということもあり、地元の買い物客は歓迎しています。
地元の買い物客
「近くにこういうのが出来たらいいねって、話してました」
「けっこう安くなっているし、ありがとうございます。助かります」
「自転車で来ました。いいじゃないですかな。(開店は)うれしいです」
業務スーパーよどえ店 小川武志 店長
「待ち遠しく思って、いっぱい朝からお客さんが来ていただいて、とてもうれしく思っています。JAさんは、やっぱり地域密着型だったので、そういうお客さまをこれからも大事にして商売してやっていきたいと思っています」
鳥取県内のJA系スーパーは、3月26日に閉店した琴浦町のAコープトピアを最後に13店舗がすべて閉店。その後、この業務スーパーよどえ店のように引き継がれるか、そのほかの活用などが決まっている店舗は、県内全体で合わせて8店舗となっています。今後も新たな店舗の引継ぎや跡地・建物の再活用が待たれます。