寒さ増すなか…補助金縮小でガソリン・灯油は値上げへ 補助率の低下による今後の値段の推移は?
12月から段階的に補助金が縮小されるガソリンや灯油。さらなる値上げが予想される中、山陰でも灯油を買いにくる人が増えています。
12月6日の山陰地方は寒気が流れ込み、西寄りのやや強い風が吹き寒く感じる一日となりました。最大風速は松江で12.1メートル、鳥取市湖山で11.1メートルと、やや強い風が吹き、島根県松江市の宍道湖では岸辺に波が打ちつけていました。12月8日の朝の最低気温は、鳥取で4.5℃、松江で7.9℃となっています。
寒さが本格化する中、鳥取市のガソリンスタンドで多くの人が買い求めていたのが「灯油」。政府は11月22日の閣議決定で燃料油について、12月から段階的に補助金を縮小することを決めています。
客
「厳しいですね。ファンヒーターも節約して電気・エアコン・電気ストーブ とかと調整しながら生活しないといけないなと」
「高いと思いますね。寒くなると(使う)回数も多くなるので、それが積み重なっていくと金額も増えていく」
鳥取県内の灯油販売価格は、1リットルあたり124.5円と、3週連続値上げで前の週と比べプラス1.3円。島根県内では124.8円と2週連続値上げで前の週と比べプラス2円となっています。
ENEOS G-YOUステーション大森SS 中口遼太さん
「寒さが厳しくなるにつれ、(給油する人は)増えているような気がします」
取材した鳥取市のガソリンスタンドでは、1日40組ほどの人が12月に入り灯油を給油しているということです。
ENEOS G-YOUステーション大森SS 中口遼太さん
「補助金が変わるタイミングで値上げはあるのかなと思います。いかにお安くお客さまに提供するかと、価格が高くなってしまってもお得に給油できる仕組み・アドバイスはしていく」
石油情報センターによると、補助率が下がる12月19日以降に1リットルあたり5円程度の値上げ、来年1月16日以降にもさらに5円程度の値上げが予想されるということです。