平沼政務官「平和的解決に向けて引き続き適切な対応を」 厳戒態勢の中「竹島の日」記念式典開催 大きな衝突は見られず 島根県松江市
2月22日は島根県が条例で制定した「竹島の日」。記念式典が行われる島根県松江市の会場周辺には例年通り、朝から警察官らが配備され、厳戒態勢が敷かれましたが、大きな衝突は見られませんでした。
そして午後からは島根県民会館で4年ぶりに人数制限なしの記念式典が開かれ、島根県の丸山知事や国会議員など328人が出席しました。
去年は韓国の国会議員が竹島に上陸したほか、韓国軍が周辺で軍事訓練を行うなど不法占拠が続いています。式典の中で丸山知事はこれを非難し、問題解決に向けた対応強化を政府に強く訴えていきたいと述べました。
島根県 丸山達也 知事
「(日本が韓国に対して)冷静かつ平和的な解決を求めているなか、韓国側のこうした動きは極めて遺憾であります。(政府には)き然とした態度、姿勢で臨まれるよう強く望むところであります」
一方、政府代表として出席したのは内閣府の平沼正二郎内閣府大臣政務官。政府代表の出席は12年連続となりますが、いずれも内閣府の政務官で、今年も閣僚の派遣は見送られました。平沼政務官は竹島問題について「我が国の根幹にかかわる極めて重要な課題だ」と指摘し、日本の立場を毅然とした態度で韓国に伝え、粘り強く対応したいと話しました。
内閣府 平沼正二郎 政務官
「歴史的事実に照らしても国際法上も明らかに日本固有の領土でありますので、韓国の一連の行動は到底受け入れられないものではありますが、日本としては平和的解決に向けて引き続き適切な対応を韓国に求めていきたいと思います」
いまだ課題が相次ぐ竹島問題。日韓関係の改善に向けて一刻も早い解決が求められます。