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伝統芸能「麒麟獅子舞」がモチーフ 新たなキャラクターが誕生 県内外の人に知ってもらうきっかけに! 鳥取県岩美町

2024年2月15日 18:40
伝統芸能「麒麟獅子舞」がモチーフ 新たなキャラクターが誕生 県内外の人に知ってもらうきっかけに! 鳥取県岩美町

鳥取県東部と兵庫県北部に伝わる伝統芸能「麒麟獅子舞」を広めるための一手です。幅広い世代に愛されるための、新たなアプローチとはー。

鳥取県岩美町の道の駅、きなんせ岩美。産物コーナーの一角には…。

小林沙貴アナウンサー
「アニメでの町おこしに力を入れている岩美町。このたび、新しいキャラクターが登場しました。マイちゃんと、ヒナちゃんです」

「舞娘」と名付けられて始まったこのプロジェクト。クリアファイルやポストカード、アクリルスタンドなど15種類の商品が並んでいます。そして、2人が頭上に掲げているのは、獅子頭。鳥取県東部と兵庫県北部に伝わる伝統芸能「麒麟獅子舞」をモチーフにしたキャラクターなんです。

開発したのは、町内にある会社、サンテック。これまでにも、SNSで話題となった、町内にある怪しい看板の缶バッジや、岩美町の海をモチーフにした青いカレーなど、ユニークな商品を開発してきました。そして今回、目を付けたのが「麒麟獅子舞」でした。

サンテック 山本健太 社長
「地元では親しみがあるんですが、県外の方が全く知らないというのが現状ですので、何かしら広めていけたらいいなと思いまして」

麒麟獅子舞は、約400年前、初代鳥取藩主・池田光仲が鳥取東照宮を建立した時の儀式をきっかけに誕生したといわれています。神社ごとに特色があり、2019年には日本遺産に認定されましたが、全国的な知名度は低く、担い手不足も心配されています。

こうした状況を改善したいと、この会社では鳥取県の「県内企業多角化・新展開応援補助金」を使って、キャラクターを開発。イラストは、鳥取市出身のイラストレーターに依頼しました。背景にもこだわっていて、麒麟獅子舞が伝わる町内の田後神社も、忠実にイラスト化。実際に足を運ぶきっかけにしてほしいといいます。

サンテック 山本健太 社長
「ARとか、パネルとか置いて、そこを巡ってもらったりすれば、地域おこしになるんじゃないかと思いまして。大阪のアンテナショップでは、取り扱っていこうかという話もありまして、外のほうに発信していけたら地元が活性化するんじゃないかと思います」

伝統芸能を、多くの人に知ってもらうきっかけに。「麒麟獅子舞」を観光資源として売り出す挑戦は、今後も続きそうです。

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