「プロの方に関わっていただくことは大事だなと」 魚の水揚げや加工などを行う地元の生産者が児童に魚の調理方法などを伝授 鳥取県鳥取市
子どもたちに給食に使われている食材について知り、地域の産業や生産者への理解を深めてもらおうと9月25日、交流会が行われました。
9月25日、子どもたちを指導したのは、魚の水揚げや加工などを行う地元の生産者です。市の教育委員会が推進する生産者と児童の交流事業の一環として小学校を訪問。鳥取市気高町にある浜村小学校5年生の児童43人が参加し、魚の調理や知識について学びました。間近で見た児童は、あっという間にハマチをさばく技術に驚いた様子でした。
また、児童からはこんな質問もー。
児童
「ゴミが海に流れて魚が減っているのは本当ですか?」
村上鉄平さん
「ゴミも問題だけどクラゲがたくさん発生してて。海の生き物も魚を獲るのに支障をきたすというかそういう問題もあります」
そして、給食には鳥取港で水揚げされたハマチの塩焼きや、気高町産のコメ、鳥取県産の里芋のうま煮などが並びました。
児童
「魚とお汁とご飯がおいしかったです」
「どうやって魚を獲ってるのか、わかってよかった」
浜村小学校 山根静香 教諭
「絶対学校ではできないことなので、やはりプロの方に関わっていただくことは大事だなと。魚を獲る人や加工してくれる人への感謝の気持ちが生まれてくれればうれしいなと思います」
交流を通して、作り手の苦労や思いを知った児童たち。今後、コメの生産者とも交流を行う予定だということです。