「本物みたい。おいしそう」 本物と見分けがつかない料理やスイーツなど50点が並ぶ「食品サンプルの世界展」 時代とともに製法も見せ方も進化している最新作を展示 鳥取県米子市
おいしそうに見えますが、全て食べられません。鳥取県米子市で精巧に作られた食品サンプルを集めた展示会が開かれています。
米子市淀江町にある「お菓子の壽城」で開かれているのは、「食品サンプルの世界展」です。展示されているのは、食品サンプルのパイオニア企業で90年余りの歴史がある大阪のメーカー「いわさき」が手掛けた作品の数々。時代とともに製法も見せ方も進化している最新作で、樹脂から作られています。
会場には本物と見分けがつかない料理やスイーツなど50点が並んでいて、どれも撮影することができ、中には手で触れることのできる作品もあります。
展示されている作品の1つのにぎり寿司は、1つ1つに“新鮮”なネタが乗っていて、自由に盛り付けを楽しむことができます。また80センチの高さに積まれたタワーハンバーガーは、バンズに挟まれた肉や野菜、目玉焼きなども本物そっくりのリアルさとなっています。このほかスパゲティなど今にも調理の音が聞こえてきそうな場面を表現した作品もあります。
訪れた人
「本物みたい。おいしそう」
「アイディアとかがすごいですね」
「楽しいですね、見ているだけでも。私はスパゲティがおいしそうです」
お菓子の壽城 柴田晶彦さん
「食品サンプルというものが、身近に感じられて遊び心を持ったサンプルもありますので、お楽しみいただければと思います」
さらに会場には、頭にサンプル食品をかぶって写真を撮影するコーナーもあり、人気を集めていました。この「食品サンプルの世界展」は、米子市淀江町のお菓子の壽城で5月6日まで開かれています。