鳥取大火から72年 防火パレードで火災への注意を呼び掛け 「火の取り扱いには十分注意していただきたい」 鳥取県鳥取市
鳥取大火から4月17日で72年です。それに合わせ鳥取県鳥取市では防火パレードが行われました。
鳥取大火の日に合わせ、毎年行われている防火パレード。初めに出発式が行われ、鳥取消防署の小河克久署長が「大火の記憶が薄れつつあるが、安全には気を付けしっかり啓発してほしい」と訓示しました。
いまから72年前、1952年4月17日。鳥取市で発生した火災は瞬く間に燃え広がり、旧市街地の3分の2、5700棟以上を焼き尽くしました。2人が亡くなり、約4000人が負傷した鳥取大火。4月17日は、鳥取消防署からはしご車や救助工作車など4台の消防車両が出発し、鳥取市の中心市街地を走りながら火の元に注意するよう呼び掛けていました。
鳥取消防署 小河克久 署長
「この鳥取地方というのは、フェーン現象ということもあり、春先に火災が多い。火の取り扱いには十分注意していただきたいということ、負傷者・死傷者が出ないようにしていただきたいと思っております」
鳥取消防署は、このところ県内で火災が多発していることから、住宅用の火災警報器についても今一度、点検や設置をしてほしいとしています。