連合鳥取が「春闘」中間報告 平均賃上げ額1万4011円で過去最高 全国的賃上げ機運鳥取にも波及
大手企業などでは、高い賃上げ率となっている今年の「春闘」。鳥取県でも去年を大幅に上回る結果となっていることが分かりました。
連合鳥取 山口一樹 会長
「平均賃上げ方式で算出し、額にして1万4011円、5.15%の上昇率。連合鳥取がはじまってから妥結額では最高ではないか」
鳥取県庁で4月19日行われた連合鳥取による春闘の中間集計報告。全国的に賃上げの機運が高まっていることに加え、人材確保のため「人への投資」を進める企業が増えていることで、これまでにない高い水準となりました。
鳥取県の行う「勤労統計調査」によりますと、2024年1月の県内の実質賃金は19か月ぶりに前年同月を上回るなど働く人を取り巻く環境には改善の傾向が見られます。ただ、県内には交渉が継続中の中小企業も多く、物価の上昇が続く中、今後も高い賃上げ率を実現できるかが焦点となっています。
連合鳥取は、この大幅な賃上げを県内の働く人に広く波及させていけるよう労働組合の活動を支援していくということです。