400年以上続く伝統の“裸参り” 寒空のなか冷水に飛び込む 青森・弘前市
きょうは旧暦の元日です。
弘前市鬼沢地区で伝統行事の裸参りが行われ豊作などを願いました。
裸参りは江戸時代から400年以上続く弘前市鬼沢地区の伝統行事です。
最初に行われた「水垢離の儀」では、下帯姿で集まった男たち30人が冷たい水を張った樽の中に勢いよく飛び込んでいきました。
午前9時の弘前市は気温2.2℃、この時期としては穏やかな陽気となりましたが、樽の中に雪を入れながら冷たさを増した水で身を清める姿は圧巻です。
★参加者
「ひじょうに冷たいです 最高です 全員健康であればそれで大丈夫です」
その中には去年、取材ではじめて裸参りに参加した濱野アナウンサーの姿が。
★プライベートで参加した 濱野壱清 アナウンサー
「(きょう仕事じゃないよね?)きょうはプライベートですね! 去年やって身の締まる思いというか去年厄年だったんですよ私 でも何もなく健康に健やかにいることができたので ことしも恩返しの意味で来ました」
続いて身を清めた男たちは、豊作などへの願いを込めて作られたしめ縄を担ぎ地区を練り歩きます。
★地元の参加者
「家族みんなが健康でりんごも米もたくさんとれる1年であることを思いながら、まいとし参加しています」
「(しめ縄は)鬼沢地区の心がこもって重いです ことしも良い1年になると思います」
沿道にはたくさんの住民が集まり、みんなで今年1年の幸せを願いました。