不整脈治療 新型機器植え込み手術に弘前大学病院が東日本で初成功!
弘前大学は不整脈治療に用いる新型の医療機器を患者に植え込む手術に東日本で初めて成功しました。
今月4日、手術に成功したのは弘前大学の循環器腎臓内科の佐々木真吾准教授です。
不整脈による突然死を予防する一般的な治療法は、本体と導線のリードで構成される「除細動器」を患者の体内に植え込みます。
危険な不整脈が発生した時に心臓に電気ショックを送り治療します。
従来型はリードを患者の血管を通して心臓の中に入れるため、血管が閉塞したりリードが損傷したりするトラブルの可能性があったといいます。
一方、新型はリードを患者の血管を通さずに胸骨の裏側の心臓の近い位置に設置します。
★弘前大学循環器腎臓内科学講座 佐々木真吾准教授
「システムが血管の外に存在しますので長期的な耐久性が期待できる電池が従来のシステムに比べると3年くらい長持ちする」
「負担が少なく機能も充実していますので、そういった意味では普及するのではないか」
弘前大学では年間およそ100人の不整脈の手術を行っており、新しい機器を導入したのは東日本で初めてです。