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被告の男が起訴内容認める 八戸市みちのく記念病院殺人事件 初公判

2024年6月13日 18:25
被告の男が起訴内容認める 八戸市みちのく記念病院殺人事件 初公判

去年3月八戸市の病院で同じ病室に入院する男性を殺害した男は裁判員裁判の初公判で起訴内容を認めました。男の責任能力の有無が主な争点です。

起訴内容によりますと佐々木人志被告58歳は去年3月12日の深夜、八戸市小中野1丁目にある「みちのく記念病院」で同じ病室に入院していた当時73歳の男性の首を圧迫し、歯ブラシで左のまぶたの近くを突き刺すなどして殺害した罪に問われています。青森地方裁判所で開かれた初公判で佐々木被告は起訴内容を認めました。冒頭陳述で検察側は佐々木被告が計画的に殺害に及んだと述べ責任能力は認められると指摘しました。
一方、弁護側は佐々木被告が事件当時心神喪失状態にあったとして無罪を主張しました。検察の証拠調べでは事件当時看護の際に暴れた被害者の男性が病院から両手をベットの頭側に縛られたままの状態で寝させられていたことが明らかになりました。
事件を巡っては病院が死因を「肺炎」とする虚偽の診断書を作成したり死亡時に適切な報告をしなかったとして警察が病院を家宅捜索していて捜査を続けています。判決は来月1日に言い渡されます。

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