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“表層雪崩”か?バックカントリースキーの外国人客たちが1,000メートル下まで巻き込まれ2人けが 青森県・岩木山周辺

2025年1月16日 19:43
“表層雪崩”か?バックカントリースキーの外国人客たちが1,000メートル下まで巻き込まれ2人けが 青森県・岩木山周辺

きょう午後、鰺ヶ沢町のスキー場のコースの外でバックカントリースキーをしていた外国人旅行客たちが雪崩に巻き込まれました。
2人がけがをしましたが、命に別条はないということです。

★青森スプリング・スキーリゾート 安田智之支配人
「あちらに見える小さい丘のさらに先、左側の奥ですね 岩木山を登る途中のスキー場の外の国定公園内になります」

警察や消防によりますと、きょう午後1時まえ鰺ヶ沢町の青森スプリング・スキーリゾート周辺でツアーガイドから「13人が雪崩に巻き込まれ下山できない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、この事故で2人がけがをしたということです。
青森スプリング・スキーリゾートによりますと、なだれはダイアモンドコースの外の南東700メートル地点で発生したとみられています。当時フランス人やスイス人の外国人旅行客など13人がバックカントリースキーをしていて、3人目が滑走した際に幅100メートルほどの雪崩が発生。
下にいた日本人ガイドの男性とスイス人の男性がおよそ1,000メートル下まで雪崩に巻き込まれました。
このうちスイス人の男性が腰にけがをして救急搬送されたほか、日本人ガイドも擦り傷を負いましたが、いずれも意識はあるということです。
けさの積雪はスキー場の山頂付近で375センチ、24時間の降雪量が50センチあり、雪崩が発生しやすい状況だったということです。

★長岡技術科学大学 齋藤秀俊教授
「新雪が降る前に雪が固まったというか締まったはずなんです そういった締まった雪の上に今回新雪が積もったということであれば“表層雪崩”に巻き込まれたという可能性が考えられる。やはり命の危険というのは極めて高い そういう中で遊ぶレジャーの1つであると認識していただきたい」

警察や消防が詳しい原因を調べています。

最終更新日:2025年1月16日 19:43
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