弘前市の廃校から、大量のケーブルや蛇口などが盗まれていることがわかりました。
電線ケーブルは天井裏から、蛇口は根元から外されるなどしていて、市が警察に被害届を出しました。

盗難被害が確認されたのは、2017年度に閉校した弘前市の「旧百沢小学校」です。
今月3日、市の職員が倉庫として利用している旧校舎を訪れたところ、廊下の天井に複数の穴が開けられ、天井裏にあった電線ケーブルが切断されていることを確認しました。
また、1階の女子トイレの窓が破られ、ドアの鍵が開けられていました。

盗まれたのは21メートルの「ケーブル」が15本、水道の「蛇口」が48個、それに男性用小便器の「フラッシュバルブ」14個でした。
市によりますと、先月26日午後2時半から今月3日の午前9時半までの間に被害にあったとみられるということです。

★弘前市　野呂智子 岩木総合支所長
「蛇口は根元からとられていましたし　そんなに荒らされているという感じはなかったですけど　実際あるべきものがないというのは異様な感じがしました」

市は何者かが侵入し盗んだとして、警察に被害届を提出しました。
県内では今年8月にも五所川原市の旧川倉小学校で、ケーブルや蛇口が大量に盗まれる被害が発生しています。