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【迫る解散総選挙】青森3区には4人が立候補予定 危機感を持つ現職、野党は対決姿勢を鮮明に

2024年10月7日 18:30
【迫る解散総選挙】青森3区には4人が立候補予定 危機感を持つ現職、野党は対決姿勢を鮮明に

石破総理は政治資金収支報告書に不記載があった自民党議員の比例への重複立候補を認めないと表明しました。
青森3区の現職木村次郎さんは「党の決定に従う」としています。

石破総理は不記載があった議員は衆議院選挙で公認した場合でも比例代表への重複立候補は認めないとしています。
3区の現職木村次郎さんは旧安倍派から236万円の還流を受けましたが報告書に記載せず「幹事長注意」を受けていました。比例重複が認められないことについて「党人として党の決定に従う」とコメントしています。
一方、自民党県連は日ごろの活動状況や木村さんが反省の姿勢を示していることなどを考慮し、党本部に公認申請することを決めました。

青森3区にはごらんの4人が立候補を予定しています。危機感を持つ現職、一方野党は対決姿勢を鮮明にし、解散をあさってに控え動きが活発になっています。

★自民党現職 木村次郎さん
「これからはしっかりと襟を正し緊張感を持って確かな歩みを進めてまいりたい」

3期目をめざす自民党の木村次郎さんは不記載問題を受け逆風の中での選挙戦です。週末の事務所開きでは自公政権の実績を強調し結束を呼びかけました。国土交通と防衛2つの政務官を経験した木村さんは人口減少や安全保障などの政策を愚直に進めていくと訴えました。

★自民党現職 木村次郎さん
「石破総理の所信表明演説の言葉を借りるのであれば まさにこの私木村次郎に対しての『納得と共感』を得られるように限られた日にちではありますが一生懸命全力を挙げて頑張っていきたい」

立憲民主党の新人岡田華子さんは知名度向上に向け街頭活動を重ねています。

★立憲民主党新人 岡田華子さん
「格差の問題を解消すると共に青森県の経済をよくして若い人たちを呼び込む」

弁護士資格を持つ2児の母として子育てと東京での仕事を両立しながら活動し現在は地元の弘前市に拠点を移しました。政権批判の受け皿として政治改革や国民所得の底上げなどを訴えます。

★立憲民主党新人 岡田華子さん
「政治改革の最大のチャンスのときだと思います 裏金に対する金権政治を本気で終わらせる覚悟があるのかどうか 私は自民党は覚悟がない政党だと思っている 政治の大切さを国民に訴えていくことが必要」

深浦町出身の長坂淳也さんは県内では唯一日本維新の会からの出馬を予定しています。

★日本維新の会新人 長坂淳也さん
「今まで届かなかった津軽のこの青森の皆様の声を必ずや国政に届けていきます」

コンビニエンスストアの店長として働く傍ら1年間街頭から「反自民」を訴えてきました。身を切る改革を進め自民党の裏金や旧統一教会の問題を追及したいと訴えます。

★日本維新の会新人 長坂淳也さん
「国民の皆さんに選択いただけるときがやっと来た お金集めではなくて県民のために選挙民のために汗を流してほしいと信じていたにも関わらず裏切られた憤りは皆さんかなり怒っているし失望していると思うのでそのことについては徹底追及」

五所川原市出身の元国会議員秘書其田寿一さんは自民党籍を持ちますが無所属で出馬する意向です。今の政権には違和感があるとしていて県内の世帯年収500万円以上の実現やエネルギー代を国が全額負担する仕組み作りなどを訴えています。

★無所属新人 其田寿一さん
「いかに青森県がしっかりと住み続けられるような地域でこれからも50年先も住み続けられるような地であるのかを念頭に私がお役に立てるのか 訴えを皆さんに届けたい」

迫る解散総選挙に向けすでに動きを加速している各陣営、あすは青森1区と2区をお伝えします。

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