倒壊した小屋の中には車も…「雪下ろしたいんだけど場所もなくて」 今日も大雪による建物の倒壊相次ぐ 青森県田舎館村・大鰐町
大雪の影響で県内はきょうも建物の倒壊が相次ぎました。
雪が一段落しても雪害のリスクが高い状態が続いていて、園地では視察も行われましたが現場からは雪を下ろしたくても下ろせない実情も聞こえてきます。
★所有者の男性
「夜中もうそろそろ寝ようかという時に、ドーンと雪が落ちてくる音の次の瞬間停電になったので、おかしいなと思って外に出たら潰れていて…」
倒壊があったのは田舎館村前田屋敷の小屋です。
深夜に物音がして外に出ると、家に隣接する小屋が崩れていたといいます。
屋根には1メートルほどの雪が積もっていたということです。
★所有者の男性
「きのうやっぱり雨降ったからそれで重くなったのかと」
小屋の中では車ががれきの下敷きになっています。
けが人はいませんでした。
★所有者の男性
「雪下ろしたいんだけどなかなか下ろす場所もなくて道路にも面していて」
午前7時半まえには大鰐町大鰐でも「小屋が倒壊している」と通報がありました。
★通報した男性
「かなり雪の量降ったのでこういう空き家とか小屋とかは危ない状況かな 本当は雪下ろしとかも必要なのですが業者さんもアップアップだと思いますので、おのおの気をつけながらやらなきゃいけないのかと思いましたね」
けが人はいませんでした。
県によりますと大雪の建物被害は住宅が61棟、住宅以外は176棟にまで増えています。
県は雪が降っていない日でも積雪が多い建物は雨などの重みで倒壊する恐れがあるとし、屋根の雪下ろし作業は必ず複数で行うよう呼びかけています。