【全地域地図掲載】相次ぐ大雨被害…小規模な河川でも“浸水区域”を想定 青森県が55河川を新しく追加
大雨による氾濫で浸水する恐れがある範囲「洪水浸水想定区域」です。
県は55の小規模な河川を新しく追加しました。
★青森放送 甲地壮起記者
「大雨で被害を受けた深浦町にあるこちらの追良瀬川も新たな想定区域に選ばれました」
相次ぐ大雨災害を受け国は2021年に水防法を改正し、小規模な河川も浸水区域を想定した地図の作成を県に義務づけました。
これを受けて県はきょう、すでに指定している大規模な38の河川に加えて、小規模な55の河川を「洪水浸水想定区域」に新しく指定し、ホームページで公表しました。
追加されたのは赤で示している河川で、東青は瀬辺地川や小川平川など5つです。
中南は作沢川と大秋川、それに平沢川となっています。
西北は相内川や山王川、それに桂川など10の河川のほか、鰺ヶ沢町と深浦町は追良瀬川や赤石川など14が河川が指定されました。
★深浦町民
「雨降れば心配だよ」
「昔からだねこの川が危険なのは」
「3回も(家に)水が入ってる」
上北は土場川や坪川、それに二ッ森川など15の河川が追加されました。
三八は1つで松館川です。
下北は小川代川や目滝川それに易国間川など7つの河川です。
★県河川砂防課 田邊一仁主幹
「近年指定していないいわゆる小規模な河川でも浸水被害が頻発する状況」
「お住まいの地域が浸水するかどうかを確認していただいて、日ごろの備えにつなげていただければ」
それぞれの市町村は新しい想定を踏まえた洪水ハザードマップを作ることになります。
県は来年度残りのおよそ130の河川も指定する方針です。