×

備蓄米放出で高すぎるコメの価格はどうなる?青森県内の協同組合は「すぐは難しい、極端の値下がりもない」

2025年2月14日 19:41
備蓄米放出で高すぎるコメの価格はどうなる?青森県内の協同組合は「すぐは難しい、極端の値下がりもない」

コメの価格が高止まりする中、農水省はきょう、来月半ばには備蓄米を最大21万トン放出すると発表しました。
これで高騰が続く県内のコメの価格はどうなるのでしょうか。

★江藤農水大臣
「販売数量は21万トンとこれは流通が滞っている、スタックして改善したいという強い決意の数字だと受け止めていただきたい」

農水省によりますと放出する政府の備蓄米は最大21万トンで、まず来月初めに15万トンについて入札を行い、来月半ばには業者へ引き渡す予定です。
これにより、来月末から4月にかけて備蓄米がスーパーなどの店頭に並ぶ見通しです。
引き渡した業者には報告を義務づけ、備蓄米が流通しているか確認する方針です。
これでも流通の正常化に効果が無ければ、江藤大臣は「21万トンを超えてでも出すんだと農水省の意志は示す」として、追加放出も辞さない構えです。
備蓄米放出の県内への影響についてコメの集荷業者でつくる協同組合に聞きました。

★県米穀集荷協同組合 齋藤猛専務理事
「今現在スーパーだって高いコメを仕入れているわけでまだ在庫として持っているはずですから、その備蓄米価格がいくらになるか分かりませんが今の相場より安くなるのは確実ですけども、それがすぐ消費者の価格に反映するかとなれば、私はそれはちょっとすぐは難しいとまた極端な値下がりも無いと思います」

県内のコメの平均店頭販売価格は去年と比べると倍近くに高騰しています。
備蓄米の放出で価格に変化があるのか、現状ではまだ見通せないということです。

最終更新日:2025年2月14日 19:41
    青森放送のニュース
    24時間ライブ配信中
    日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
    logo

    24時間ライブ配信中