【最新予想】全国で警戒の“居座り最強寒波” 青森県でもこの冬一番の強い寒気で再び大雪が降る見込み
青森地方気象台によりますと、津軽と下北の外海では4日朝から5日にかけて高波に警戒してください。
また青森県では4日明け方から5日にかけて、雪を伴った西よりの非常に強い風に、津軽と三八上北では5日は大雪に注意・警戒してください。
以下、青森地方気象台が3日午後4時17分に発表した高波と風雪及び大雪に関する青森県気象情報です。
高波と風雪及び大雪に関する青森県気象情報 第3号
[気象概況]
低気圧が日本海中部にあって、発達しながら東北東へ進んでいます。低気圧は、4日は急速に発達しながら北海道の西を北東へ進み、5日は北海道付近に達して、日本付近は強い冬型の気圧配置となる見込みです。その後も数日に渡り、日本付近は強い冬型の気圧配置が続くでしょう。また、東北地方の上空約5000メートルには氷点下42度以下の、この冬一番の強い寒気が流れ込む見込みです。
このため、津軽と下北の外海では、大しけとなり、青森県では、海上を中心に雪を伴った西よりの風が非常に強く吹くでしょう。気圧の傾きが予想以上に大きくなった場合は、警報級の西よりの風となる可能性があります。
津軽と三八上北では、大雪となる所がある見込みです。発達した雪雲が同じ場所にかかり続けた場合は、警報級の大雪となる可能性があります。
低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響により、青森県では、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。積乱雲が発達して雷の発生する所があるでしょう。
[波の予想]
4日から5日にかけて予想される波の高さ
津軽の外海 6メートル
下北の外海 6メートル
三八上北の外海 3メートル
陸奥湾 2メートル
[風の予想]
4日から5日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
津軽の海上 23メートル (35メートル)
津軽の陸上 15メートル (30メートル)
下北の海上 23メートル (35メートル)
下北の陸上 15メートル (30メートル)
三八上北の海上 20メートル (30メートル)
三八上北の陸上 15メートル (30メートル)
[雪の予想]
4日18時から5日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
津軽の山沿い 50センチ
津軽の平地 30センチ
下北の山沿い 40センチ
下北の平地 20センチ
三八上北の山沿い 50センチ
三八上北の平地 20センチ
その後、5日18時から6日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
津軽の山沿い 40センチ
津軽の平地 20センチ
下北の山沿い 30センチ
下北の平地 20センチ
三八上北の山沿い 40センチ
三八上北の平地 20センチ
[防災事項]
津軽と下北の外海では、4日朝から5日にかけて高波による船舶や沿岸施設への被害に警戒してください。
青森県では、4日明け方から5日にかけて、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、建物への被害に注意・警戒してください。
津軽と三八上北では、5日は、大雪による交通障害、建物や農業施設への被害、屋根からの落雪に注意・警戒し、電線や樹木への着雪、積雪の多い傾斜地では、なだれに注意してください。
青森県では、4日明け方にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。