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「本当の意味での安心・安全に…」市民団体が“違法な身体拘束”なかったかなど運営実態の解明求める 青森県八戸市・みちのく記念病院殺人隠蔽事件

2025年3月13日 19:26
「本当の意味での安心・安全に…」市民団体が“違法な身体拘束”なかったかなど運営実態の解明求める 青森県八戸市・みちのく記念病院殺人隠蔽事件

八戸市のみちのく記念病院の殺人隠避事件を巡る動きです。
精神科病院の不正行為などを調査する市民団体が、病院の運営実態の解明や公表などを県に要望しました。

要望したのは「市民の人権擁護の会日本支部」で、小倉支部長が県庁を訪ね県の担当者に要望書を手渡しました。
事件を巡っては、病院を運営する医療法人の理事長石山隆被告と弟で医師の哲被告が、おととし3月院内で起きた殺人事件を隠そうとした犯人隠避の罪で起訴されています。

要望書では違法な身体拘束が行われていなかったかなど運営実態の解明や、同じ医療法人が運営するほかの福祉施設の検査、それに実態の解明にあたって第三者委員会を設置した上での結果の公表など、8項目を求めています。

★市民の人権擁護の会日本支部 小倉謙支部長
「これから勧告や命令が出ると思いますが、これが患者の本当の意味での安心・安全につながる指導、勧告、命令がなされることを第一に期待している」
「県や(八戸)市がしっかりと主導した形での第三者委員会の設置は必須だと思っています」

県の担当者は「法令にのっとり真摯に対応していきたい」と答えていました。
市民団体は八戸市にも同様の要望書を提出しています。

最終更新日:2025年3月13日 19:26
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